書評:働き方 稲盛和夫
英語の本ではないですが、2009年発行の稲盛さんの本からの抜粋です。
いい仕事をするために必要不可欠なこと。
①細部まで注意を払うこと
②理屈より経験を大切にすること
③地道な作業を続けていくことを厭わないこと
どれも深く同意できる内容で、自分のサラリーマン人生20年をふりかえっても、いずれも実体験として経験し、感じたことばかりです。
①細部まで注意をはらうこと
たとえば作成したスライドの、点や丸がついてない、とか、ちょっとした誤字脱字があるとかなど。ほんとにちょっとしたことで、指摘をすると、”細かいですね”と言われてしまうようなところですが、そいうところまで神経を配れない→細部にまでチェックできないと、どこかで抜けや漏れが発生して、失敗します。また、そういうところに気が配れない人ほど、そういう細かいところをバカにするのですが、そういう人はまず、大きな仕事を成し遂げるとか、大きな成果を出すということができません。なぜなら、細かいことの積み重ねが、大きな成功につながるからです。
②理屈より経験を大切にすること
経験を信じろ、といっているわけではなく、理屈も大事だが、いままで自分が経験してきた中で、思うこと、考えることを大切にしてみろ、ということだと思います。ここでいう経験はどちらかというと、実際の現場現物、という意味に近いとおもいます。机上の空論をこねくり回すのではなく、まず手を動かしてやってみて、現物から考えてみる。理論と実践がイコールかどうか、やってみて考えろということです。
私も実際の仕事の現場で思うのは、いわゆる「頭のいい」ひとほど、理論・理屈が先行してしまい、実際やってみる、現場現物をみてデータをとってみるということをおろそかにするようにおもいます。
③地道な作業を続けていくことを厭わないこと
最近一番無視されがちな風潮かとおもいます。地道な作業を毎日毎日積み重ねる。自分の習慣にまで落とし込み、毎日行うことで成長していくということです。