英語を話す能力は必要ないのか?
こんにちは、Takuoです。
2019年10月6日の朝日新聞の記事に、英語4技能について、大学、「話す」「聞く」必要性低め、との記事がありました。
「ひらく、日本の大学」と題して、朝日新聞と河合塾が全国の大学を対象にとっている調査だそうです。
それによると、共通テストなど同一の試験で「全学的に測る必要」について、「話す」能力を必要と答えた大学は、36%であり、読むこと76%、聞くこと52%、書くこと63%とくらべて、圧倒的にひくい答えだったとのこと。
「必要ではない」と答えた大学は、東北大学、筑波大学、東京理科大、甲南大などを含む16%あったそうです。
記事の中では、大学では資料や論文を読む、リポートを書くための英語力がまず求められ、話す力は入学後に身につけても間に合うと考える大学がおおいとのべています。
教育する側がこの意識の低さだから、”I cannot speak English”と流ちょうに英語で話す日本人を大量生産するんだなと思います。
国際学会で英語で発表することはないんでしょうか?資料の発表は事前に練習できるからなんとかできても、Q&Aはちょっとできません、でしょうか?そんなんで通じるのでしょうか?
大学に留学してきた、留学生とどうやってコミュニケートするのでしょうか?ちょろちょろっといる、帰国子女にまかせればいいでしょうか?
海外の大学に留学するのに、どうやって授業に参加するのでしょうか?その前に大学にたどり着けないかもしれません。
現行の小中高の英語教育が読み、書き偏重で、話す、聞くができていないのは、あきらかです。(残念ながら)これを変えるのに一番有効な方法は、大学試験で話す試験を課すのが一番です。だから始まった英語試験4技能化だとおもいます。
いままでの教育で、できていない人たちの言うことをきかずに、どんどん施策をすすめていくべきだと思いました。