Review:「英語が話せない、海外居住経験なしのエンジニア」だった私が、定年後に同時通訳者になれた理由
こんにちはTakuoです。
今日の本は、その考え方が非常に参考になるため取り上げます。
「英語が話せない、海外居住経験なしのエンジニア」だった私が、定年後に同時通訳者になれた理由 (ディスカヴァー携書)
- 作者: 田代真一郎
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2015/10/22
- メディア: 新書
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本書の著者はもともと自動車会社でエンジニアをされていた方で、55歳から通訳学校に通い出し、60歳からフリーランスの通訳者になった方です。
英語コミニケーション力は英語と知識の複合力
英語コミュニケーション能力を四角形で捉え、横が(その分野の)知識、縦が英語力になります。英語だけできても、その事柄に関する知識がないとうまく訳せない、逆にその知識は豊富でも、英語を知らないと、英語にできないということです。
ネイティブといえども、技術に明るくないと、専門的な打合せでは通訳にならないのです。
とある検査装置の商談で通訳をした際、相手側通訳が英語ネイティブでしたが、技術知識が全くなかったため、トンチンカンな回答でうまく話が進まなかったそうです。
いつも“英語は道具に過ぎない”と言ってますが、まさにそれをよく説明している話ですね。いくら道具をうまく使いこなせても、話す内容がなければ(話す内容を持っていなければ)コミュニケーションにならないということです。
私もとあるメーカーに勤めていますが、このようなケースはよくあります。英語はわかるけど、話してるモノ自体がわからない、ということです。逆にモノを作ったり、設計してる人間からすると、中身はわかるけど、どう言ったらいいかわからず、もどかしいということになります。
英語を学ぶという観点からすると、特に社会人の方は、自分の専門から道具としての英語に入っていくのが、近道でしょうね。
参考にされてみてください。
「英語が話せない、海外居住経験なしのエンジニア」だった私が、定年後に同時通訳者になれた理由 (ディスカヴァー携書)
- 作者: 田代真一郎
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