スピーキング練習方法1
ここではさらにスピーキングの練習方法について具体的に深掘りして行きたいと思います。
頭にないものは話せない
まずはじめに言えることは、日本語ネイティブ(日本語で子供の頃から育った方)は脳内で日本語で考えていると思います。そのような状況で英語で話すという場合、話すための英語が頭に記憶されて、使える状態になっていないと、英語で話すことはできません。
もっと言うと、ある場面があったとして、そこでなんの単語を使って、どう話すか、頭の中にすでに理解して、インプットされている状態でないと話せないということです。
よく、“考える英語”とか“〜するだけで自然にペラペラ”とか言う広告がありますが、あれは聞こえがいいだけの広告で、実際はありえません。英語は記憶です。諦めて単語を覚えてください。
英語回路を作る
英語の単語を覚えて、フレーズを覚えて、前にお話しした方法で、話す訓練をする事で、徐々に自分の口や脳を英語を話すことに慣れさせ、身につけて行きます。
特に肯定文から否定文、疑問文でなどの素早い切り替えは何度も何度も繰り返して徹底的に自然に口をついて出るまで練習しましょう。習うより慣れろ、Practice makes perfect.です。
このような練習は、野球やテニスでいうところの素振りと同じです。体に身につくまでやりましょう。日常のルーティンに組み込んで、毎日できるようにするといいですね。(例えば通勤電車内は行きは英会話本の1ページを暗記、発音練習して、帰りはそれの文型変換練習をするなど。電車でブツブツ言っているのを見られたくなければ、マスクをしてやるのもアリですよ)
このような練習を英会話本1冊か2冊程度やり込んで行くと、ぱっと英語が口をついて出るようになると思います。
例えば、“チョットトイレ行ってきます”とか、“チェックインいいですか”とか、そのような体験を大切にして、そのような状況を多くの場面やより多くの文章でできるようにしましょう。どんな長い文章も、分解すれば短い文の集まり、単語の集まりです。そのような短い文の集まりで、結局は英会話は成り立っているのです。
2に続く